楽天とローソンの提携のニュースの中で気になった「楽びん!」という新しいショッピングサービス。

【追記】楽天、ローソンとの提携報道を否定--新配送サービス「楽びん!」は公言 - CNET Japan

このニュースではじめて知りましたが実はサービス自体は、7月頭にはこっそりリリースされていたようです。注文の殺到を防ぐためにあまり大々的にPRしていないのか、インターネット業界にいるのに僕の情報感度が悪いのか。。。

楽びん! : 楽天市場の人気商品が今すぐ届く楽天のショッピングアプリ

現在はサービスは提供地域は渋谷区・目黒区・世田谷区(一部除く)ということで、職場も自宅もラッキーなことにサービス地域内でしたので早速使ってみることにします。まずはアプリをダウンロード。

おっと、現在は注文可能時間は19:30-01:30のみということでした。深夜対応からサービスインというところで、普通の宅配便がカバーしてない深夜受取の領域にどれだけECのニーズがあるのかというところを実験的にみる意図もあるのかもしれません。サイトには近日中に24時間対応とありましたので、そうなるとサイトに書いてある「楽天の走るスーパーコンビニ」というのがガチで実現されますね。

37


というわけで深夜23時ですが、アプリでショッピング開始です。最初にお届け先の場所を選びます。まだサービス対象外のエリアが多いのでということからでしょうか。普段楽天を使ってる人ならそのまま住所が選択できます。

43


商品一覧をみると「楽天市場で人気」の商品が上段で推されてます。たまねぎスープが今、熱いのでしょうか。横にスワイプしていくと各ジャンルの商品がみれます。各カテゴリの商品数は30程度である程度絞りこまれています。

20


シャンプーとかボディーソープとかなくなってしまった!というときに1時間くらいで届けてくれると便利ですね。重たいしコンビニにあるブランドも限られているので。値段もECサイトとしてはなかなかお安いような気がします。

02


シャンプーは楽天市場人気商品も揃えています。

14


ティッシュとかかさばるものはネットで買う人も多いのではないでしょうか。5箱で201円はなかなか安売りレベルなのでカートへいれときます。

23


生鮮食品はありませんが、食べ物はインスタント系とか、レトルトとか缶詰とかすぐ食べられるものもあります。楽天市場で人気に釣られて、牛すじ煮込みをカートへ。ちなみにこの牛すじ煮込みは楽天市場だと1242円でしたので、商品価格自体が100円ほど少し高めの設定となっていました(1359円)。

37


お酒もビールなど一部ではありますが冷えている状態で届けてくれるみたいです!

32


そして、渋谷にある楽天カフェのメニューまで!!!

15


その他、品揃えは、お菓子、水、栄養ドリンク、調味料から掃除用品、電池、紙オムツとかわりと網羅されている感じがあります。全部で1000品目くらいはありますでしょうか。雑誌とお弁当・デザートコーナー以外はコンビニの品揃えをカバーできてるような印象です。

注文商品が決まったのでお会計です。送料は380円です。商品の値段も割高感あまりないしこの送料で大丈夫かなと心配してしまいます。5000円以上購入で送料無料となります。残念ながら宅配便のようにアパートやマンションの中には入ってきてくれなくて、建物前まで出て行く必要があるとのことです。受け渡しの時間の効率化でしょうか。

31


決済は楽天に登録してあるカードでそのまま購入できるのでカンタンです。メルマガチェックボックスを外さないといけないのもおなじですね(;・∀・)

25


というわけで注文完了。担当ドライバーさんの名前と現在の商品の位置がわかります。この地図によると渋谷区に商品倉庫があるようですね。

13


しばらくしてから車が地図上で動き出しました!はじめてUber的なサービスを利用したときの地図上でリアルな車なり何かが動いているのがみえるという感動をまた味わうことができました。

15


さて、正直、楽天のネットスーパーである楽天マートの配送が酷いと昔、話題になったこともあり、楽天が配送するということで不安もあったのですが、なんと30分ジャストで電話がきてもうアパートの前にいるとのこと!想定以上に早く着いたので、慌てて外にでます。「あと5分くらいです」みたいなアプリ通知があると嬉しいかもです。

楽天の帽子をかぶったドライバーの方から商品を受け取ります。ちなみに今回は楽天のマークが入ったトラックではないミニバンでしたが、楽天マークのトラックも走ってるとのことでした。アンケートをとっているらしく「どこでサービスを知りましたか?」「追加してほしい商品はありませんか?」などとサービス改善のために頑張っているようです。ECだけどドライバーの方がお店(楽天)の看板を背負っているのが新鮮で、責任をもって商品を売るし、届けるし、お客さんともコミュニケーションとるしというのがEC事業者が配送部分もおさえる意味もあるのかもなと思ったり。

41


商品はちなみにこんな感じでビニール袋に入って簡素な感じで届きます。

01


楽天カフェのパンはこういう袋入りパンでした/(^o^)\これは250円はちょっと高かったかな。。

30


ちなみに、キャンペーン中らしく500円キャッシュバックされました。実質的に送料分は無料に。。いつまでキャンペーンやってるかは不明ですが採算は大丈夫だろうか。。

57


というわけで、AmazonがアメリカでPrime nowという1−2時間で届けるというサービスを昨年末開始して話題になりましたが、それが日本では楽天が先にはじめたという感じでしょうか。Prime nowの場合は自転車で運ぶという形でしたが。



同じようにすぐ届く!というサービスでいえばヤフージャパンが「すぐつく」という2時間以内に配送するシッピングサービスの実験を豊洲地区限定で行なっていたいましたが、自社で在庫をもたない形では配送費を捻出するのが難しいという点についてヤフーの小澤氏は以下のように答えていました

ピザの宅配のように、商品自体の粗利で配送費が賄えるのであれば、ビジネスとして成立します。しかし、「すぐつく」は近隣の店舗から商品を配送するサービスで、我々は商品を持っていないので、そこから粗利をあげることはできません。現状では、ヤフー主体でやるのは難しいと考えています。


在庫をもつタイプのビジネスは楽天のコアでは現状ありませんが、小売業としての粗利がとれれば、配送費もまかなえる読みがあるのでしょうか?今回の取り組みはアプリの作り込みからも本気度合いが強いように思いますのでエリア拡大やサービス提供時間の拡大に今後も期待したいと思います^^